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やまだりゅう【山田流】



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目次

【流儀】
【楽曲】
【その他】
【絲竹会ご指導の先生方】

山田流箏曲三絃。

【流儀】

江戸において伸長した流派。長唄との歴史的連関が色濃い。生田流と重複する楽曲も多いが、荘重さを重視する生田流に比し、華やかさと物語性を重視する。筝と三絃が使用されるが、楽曲における重要性は、絶対的に筝の方が高い。使用される三絃は細棹で、生田流の中棹よりも軽量で硬質な音を発する。この結果、筝と三絃の音質の相違は生田流のそれよりも大きく、筝と三絃がほぼ同等に主張しあう生田流とは、楽器間の理想的なパワーバランスが異なる。山田流においては複数の筝による重奏がメイン・ディッシュである。三絃の位置付けはあくまでグラニテ(添え物)である(※注)。

(※注:このバランスが崩れ、三絃が一定限度以上に自己主張を強めた場合、細棹特有のカンカンという硬質な音が、山田流の本質と言うべき「楽曲の物語性」を破壊してしまう。つまるところ山田流における三絃とは、長唄における胡弓と同等であって、本質的存在ではないのである。なお誤解を恐れず言えば、山田流筝曲の本質とは、筝による長唄である。)

【楽曲】

「歌物」と「手事物」の2種類に大別される。

「歌物」: 構成要素としての声楽の重要性が、相対的に器楽のそれよりも高い楽曲のこと。『竹生島』など。歌を聞かせる楽曲。聞き手にとっては、この楽曲の演奏の巧拙は、歌い手の力量にほぼ等しい。声楽と器楽を一体化し、総合的な音楽として全体を構成する必要がある。しかし「歌物」こそ山田流筝曲の『華』であり、我こそはと思う山田っ子は、須らく挑戦すべし。難易度は高いが、筝曲に対するあなたの熱意が高ければ、先生方もつれなく否とは仰らないはずである。ただし事前に自分と共演者の力量・練習期間を考慮のこと。

「手事物」: 「歌物」と反対に、器楽に相対的な重きが置かれている楽曲のこと。器楽を聞かせる楽曲。比較的歌詞が短い。『さらし』『岡康砧』など。特にこの2曲に顕著だが、特徴あるテーマが繰り返し登場することが多い。楽曲のテンポも総じて速い。山田っ子には「テーマが分かり易い」「歌が短い」という理由で人気がある。演奏者は「コレデモカ」とばかりに自分の演奏技術を見せ付けることができる(※注)。山田流の楽曲の音楽的本質は筝による重奏であるが、これは「手事物」においてより強調されるものであり、演奏は複数の筝によって行うことが望ましい。筝1面に対し三絃1挺という構成は、本質から外れたものというべく、可能な限り避けるべきである。

(注:その一方で、レベルの低い演奏者による「手事物」は、聞き手にとっては一種の拷問である。)

【その他】

山田流は古典が基本  定番曲 2年定演「都の春」4年卒演「岡康砧」「さらし」

卒演曲はなるべく2年続けて同じ曲は避けるようにしているそうです。

たとえば生田古曲「吾妻獅子」をアレンジした山田流「東獅子」は生田では沿え手の箏手付けが山田ではタテとなり筝1面1管1挺だと皆が同じメロディーを奏してしまう。残念! 「山田は地味」と言う人は箏の「地」無しの演奏を聴いたイメージなのかもしれない。「岡康砧」も本手のみだと・・・そこに筝による重奏がはいると、がぜん華やかになる・・・「実は山田は派手」なのである。 79の山田っ子、お試しあれ!!

生田地歌の職格者は箏と三絃の二種目が必須(例外もある様子)だが山田流では箏のみでとれる点からしても、山田は筝が重要。

余談ですが、最近三絃希望者が増えた理由は 全国的な津軽三味線ブームと、 90年代(?)に学習院から長唄研究会が消滅して以来、三味線を弾きたい学生は、 ここ絲竹会か落研の出囃子の二択になってしまったこともあるように感じます。 昔は三味線希望者は長唄研へ、琴・尺八は絲竹会へという流れだったような感じでした。

【絲竹会ご指導の先生方】

伊藤松博(二代伊藤松超)先生→山戸伊久保先生→青木伊保美先生→1999年〜伊藤まなみ先生伊藤ちひろ先生(現在)

青木伊保美先生には20余年の長きにわたりご指導いただきました。 残念ながら、2011年8月にご逝去されました。

伊藤まなみ先生は2008年に三代伊藤松超を襲名されました。

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